Stock Dump

プレイ人数:2~8人
プレイ時間:人数×5分
対象年齢:多分なし

ゲームデザインのスレッド

2014カードゲームデザインコンテスト通常デッキ部門第3位のゲームは同時選択型の株式がテーマ。
多くの株式ゲームと異なり、ゲーム中お金のやりとりは一切せず、終了時にそれぞれの株式の価値が決まるというシステムです。

市場に残った株式が少ないほど価値は上がるので、同じ株式を多く集めていくのが勝負の鍵となります。

 


場の中央にはプレイ人数と同じだけ(最低3枚)の株式カードを用意し、それぞれのカードに同じマーカーをその会社の株式として8個置きます。
スタートプレイヤーから順に場からマーカー(以下株式)を1つ受け取ります。乞おとき、全員異なる会社の株式を受け取ります

各プレイヤーは10枚のアクションカードのセットを受け取りますが、スタートプレイヤーはランダムで3枚抜きます。
抜かれたカードは他のプレイヤーも同様に抜きます。これらのカードはこのゲームでは使用しません。

ゲームは5ラウンド行います。各ラウンドはアクションの選択と処理を1回ずつ行います。
まず全員が自分の手札から行いたいアクションを1つ選び、裏向きで自分の前に置きます。
全員がカードを伏せれば一斉に表向け、スタートプレイヤーから順に処理していきます。
選択したアクションは必ず行わなければならず、完全に実行できないアクションは選択してはいけません。
使用したアクションは自分の前に並べておきます(全員の残った手札もこれで分かるようになっています)。

全員がアクションを行ったら、スタートプレイヤーカードを左隣の人に渡します。ただし、特定のアクションですでに移動していれば、左隣にわたしません。

5ラウンド目が終了すればゲームは終了です。
各株式の価値は「8-市場に残ったその会社の株式数」となり、株式ごとに計算を置こないます。
また、最後に残したアクションカードは書かれている額に等しいお金になります。
これらを合計して最もお金を獲得した人の勝利となります。

ゲーム中に行えるアクションとそのカードを最後に残すことで得られるお金は以下のとおりです。

  • 3株購入(10):市場の株式を3個受け取ります。市場の株式が2個以下であれば全て受け取ります。
  • 2株売却(5):手持ちの株式を2個市場に戻します。誤って手持ちの株式が1個以下だった時に使用した場合、すべて市場に戻します。すでに現金化した株式は売却できません。
  • ストック・オプション(5):「市場の株式を2個受け取る」か「他の人が持つ株式を2個市場に戻す」かを置こないます。
  • パートナー(-2):市場の株式1個を他の人に渡します。
  • 市場操作(3):まだ処理されていない、誰かが出したアクションカード1つを指定します。そのカードは捨て札となりその人はこのラウンドアクションを行えません。
  • 追加投資(1):市場の株式2個をゲームから取り除きます。
  • IPO(2):1つの会社を選び、自分から時計回りに市場にあるその会社の株式を1つずつ受け取ります。このアクションがこのラウンド中すでに行われていた場合、2枚目以降は無効となります。
  • 内部情報(4):スタートプレイヤーカードを受け取ります。そして手札から追加でアクションカードを使用します。
  • 現金化(4):手持ちの株式を3個まで選び、このカードの上に置きます。これらの株式はのかのアクションによル影響を受けません。
  • 投げ売り(4):1つの会社を選び、すべてのプレイヤーはその会社の株式をすべて市場に戻します。現金化している株式は戻しません。

全員が同じ手札でプレイするため、いつ動くか、どのアクションをせずにいるかの判断が重要となります。

簡易ルールとして「3株購入」「ストック・オプション」「追加投資」「投げ売り」の4枚で3ラウンドだけ行う遊び方も紹介されています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください