Beneficiary

プレイ人数:2人
プレイ時間:25分
対象年齢:13歳以上(テーマが脱法関係ですので)

BGGの紹介ページ

二人用ボードゲームコンテスト全体2位をはじめ複数部門で上位に入ったブラフ系ゲームです。

航空機事故でなくなり凍結された、大富豪である親の資産を回収するために、二人の子供がアメリカ各地にメールを送り、資金洗浄目的に口座を貸してもらうように手配します。
ですが、当然このようなメールを怪しむ人は当局に通報します。通報数が多くなると当局が動き出しメールを遮断されてしまいます。
早いうちに資金を回収して逃げるか、ぎりぎりまで粘って多くの資金を狙うか、プレイヤー間の駆け引きが重要となります。

 

ゲームはメールを送る地域を決める選択フェイズと各地域での資金獲得量を決める送信フェイズで構成されています。

選択フェイズではお互いに8つの地域の内活動を行いたい5地域を相手にわからないように選択します。
互いに決めれば選択した地域を公開します。片方だけが選んだ地域は選んだプレイヤーが活動を行います。
両方のプレイヤーが選んでいた地域は……交渉で好きな様に決めてくださいルールでは以下の方法が提示されています

  • 互いにその地域のマーカーを捨て、活動しない
  • 終了時に一定額を相手に支払う
  • 獲得額の一部(割合)を寄付する(寄付しなかった分だけが資産になる)
  • ダイスで決める(だから、交渉したほうが面白いって)

 

送信フェイズは地域ごとに割り振られた番号順に1番から行います。互いに活動しない地域は飛ばします。

活動を行うプレイヤーはボードに書かれているだけのトークン(計12個)をストックから袋に入れ相手に渡します。
袋を受け取った相手は中を見ずにトークンを10個取り出します。取り出したトークンはついたてで隠しておき、見えないように2枚ずつ5つの山を造ります。このとき、各山のトークンは1枚が表向きで公開、もう1枚が裏向きで非公開となります。

山を作り終えればついたてを外し、活動を行うプレイヤーにトークンのセットを見せます。
活動を行うプレイヤーは以下の選択を行います。

  • 公開:山の一つを選び、そのセットを表向けて獲得します。その結果詐欺トークンが地域ごとに決められた数以上獲得した場合、そこで通報されてしまいます。
  • 精算:それまで獲得したトークンの合計値×その地域の基礎金額に等しい資産を得ます。すべてのトークンをストックに戻し、次の地域の処理を行います。

もし、活動を行っているプレイヤーが通報された場合、そのプレイヤーが獲得したトークンをすべてストックに戻し、相手プレイヤーが残りのストックから公開もしくは精算の行動を行うことができます。
このとき、「詐欺トークンを1枚でも引けば通報され、互いに資産を増やせず次の地域の移る」「基礎金額は1万ナイラ固定」となります。

 

ゲームは8つの地域の処理が終われば終了します。最終的に獲得した資産の多いほうが勝利します。同額であれば勝利を分け合います。

 

 

最初はこの形式で何度か遊び、ゲームの肝を掴むとよいでしょう。慣れてきたら以下の追加ルールを加えてみましょう。
選択フェイズで選ばなかった3つの地域マーカーは以降アクションタイルとなります。
アクションタイルは地域ごとにお互いに1枚だけ使用できる使い切り型の能力ですが、収入を増やしたり情報を手に入れたりといった駆け引きに影響を及ぼす効果ばかりです。
アクションを行っても獲得していた資産には影響はなく、使わなかったからといってタイブレークに使用されることもありません。

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