今回紹介するのはタイルとトークン配置による領地争奪戦「泥棒騎士/」
手番にできる行動は基本的に手持ちのタイルを配置するのみ。このタイルはプレイヤーごとに山が決まっていると同時に、山札のどの部分でどのタイルが引けるのかも大体決まっているため、どのプレイヤーもタイルによる差は出ないようになっています。
配置したタイルが城の場合のみ、場に騎士を配置することができますがこの騎士の配置に関するルールがこのゲームをより面白くしています。
で、配置のルールですが
・城から始めて1方向、かつ直線的にしか配置できない
・城から始めて通過する全てのマスに最低1つ(タイルの種類によっては2個以上)騎士を配置する必要がある
・各タイルに配置できる騎士の数が制限されている
・1つの城を基点として、最大5個までしか配置できない
というのが主なルールです。また、タイル自体も一定の1辺が確定すると、その外にはおけなくなってしまうこともあり、これらの騎士とタイルの制限を利用して自分の領地を確保することになります。
ゲームの目的は多くの町や村を占領し、より多くの得点を得ることですが、ひとつの村や町に対して得点を得ることができるのはそのタイルに最後に騎士を配置した人だけです。そのため、写真中央部のように複数の色で取り合う場所もあれば、気が付くと右側のようにある程度確定した領土を得てしまっていることもあります(4人プレイ時、タイルは10枚×10枚の制限を受けますが、写真の時点では縦横共にタイルの配置できる範囲が確定しており、緑のトークンが置かれているタイルの更に右にはもうタイルが配置できないのです)。
城に比べて少ない騎士をいかに有効活用するか、それぞれが配置するタイルを以下に自分のものとして有効利用するか、この辺りのジレンマが面白いゲームです。プレイ時間も4人プレイでも半時間程度と短時間で済みますので、プレイする機会があれば一度やってみてはいかがでしょうか?
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