Shadows Upon Lassadar: Siege at Dalnish

プレイ人数:1人
プレイ時間:20分
対象年齢:10歳以上

BGGの紹介ページ

毎年行われている一人用ゲーム(ソリティア)のデザインコンテスト
その2012年に行われたコンテストで最優秀賞をとったのがこのゲームです。

ゲームの舞台はタイトルにもなっているDalnishという街。この街は今敵国のによる侵略を受けようとしています
幸いにも、近隣都市に送った伝令によって援軍の編成は完了しこちらに向かっているという知らせは入ってます
問題は、その援軍が到着するまでこの街が持ちこたえられるか否か
全てはあなたの采配次第です

ゲームシステムはオーソドックスなターン制でプレイヤーの行動はアクションポイントを消費して行い、
すべての行動を終えれば敵軍の攻撃が行われ、それが終わると再びアクションを行う、の繰り返しとなります。
自軍が壊滅するか城壁を破られて敵が街に入ることを許してしまえばプレイヤーの敗北となります。
そうなる前に敵軍にダメージを与え、援軍の到着まで耐え切ることができればプレイヤーの勝利となります。

自軍が行える行動は以下のとおりです
・出撃
 敵軍は街の両側から攻めてきており、ともに敵味方各1部隊ずつが交戦します。
 プレイヤーは街に残された戦力と敵軍を考慮して交戦させる部隊を選びます。
 既に出撃していた部隊は自動的にまちなかに撤退できますが、同一ターンに同じ部隊が出撃と撤退を行えないので注意が必要です。
・攻撃
 交戦中の1部隊が敵に攻撃を仕掛けます。
 各部隊には攻撃範囲と射程が定められており、その範囲内にいる敵兵にのみ攻撃します。
 命中判定は6面ダイスで、敵部隊の防御値を上回ると命中します。
 ダメージも6面ダイスで決め、そのダメージを攻撃範囲内に均等に与えます(端数のみ自由に割り振れます)
 また、ダメージを与えることでスコアトラックが進み、一定値が貯まる毎に敵軍の指揮官が変わり、様々な形で戦場に影響を及ぼしてきます。
・修理
 兵士は人であるため代えが効きませんが、カタパルトなどの兵器は修理することでダメージを回復させることができます。
 修理時の注意点として街に撤退している必要があります。
・修復
 敵の攻撃で破壊された城壁を修復できます。

敵の攻撃はほぼ自動で10面ダイスで命中判定を行い、命中すればダメージ判定を行うだけです。
ただし、敵軍の残存兵力に応じて命中判定に修正が加わるのでダメージの与え方は気をつけたほうが良いでしょう。

プレイヤー側にはこの他耐久力が低い代わりに魔力を消費することで様々な特殊効果を起こす魔術師や、
使い切りで一時的に能力を挙げる道具が用意されています。

兵力の相性は強めに(プレイヤー側が振り気味に)バランシングされており、
・ダメージは高いものの射程が低いために敵の長距離攻撃部隊に一方的に殴られる
・射程が長すぎて近接距離の破壊工作兵に攻撃できない
と言ったミスマッチが起こることも少なくありません。
他にも敵部隊は全滅すると直ちに新しい部隊が攻めてくるので、アクションを使いきったところでとどめを刺してしまい相性の悪い部隊が出てきた蹂躙されるということも起こりえますし、指揮官の戦略も場合によっては致命的なものになります。
そのため、どの敵にどの兵を当てるのか、いつ敵部隊を倒し戦略を使わせるのかといった戦況のコントロールも必要となってきます。

予め3つの難易度が設定されていますがEasyでも十分骨のあるバランスになっているのでソリティア慣れした人でも十分楽しめる内容になっていると思います。

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