今回も写真無しではありますが、古くから海外のボードゲームをプレイしている人は聞いたことがあると思われるタイトルだったり。
このゲームは、王と枢機卿のデザイナーMichael Schachtが公開している同名ゲームのカード版です。
テーブル上に置かれた地域カードを獲得し、各地域の支配権を広げていきます。終了時に得点計算を行い、最も得点を獲得した人の勝ちです。
テーブルの中央に地域カードを4×14の長方形に表向きに並べます。そして所定の位置に置かれているカードの法令タイルを裏向きで配置します。
手番になれば、場からカードを取るのですが、左右いずれかにカードがないものしか取れません。しかし、それさえ守れば同じ地域のカードであれば、多少の制限はありますが複数枚を1手番で獲得することもできます。
カードを獲得した後、残っているカードのうち1枚に自分の主張マーカーを配置することで手番が終了します。このマーカーは他の人がとろうとする場合、その人は自分の主張マーカーをひとつゲームから除外しなければなりません。しかし、自分の主張カウンターを消費せずに獲得できるカードがなくならなければ、自分の主張カウンターを置いたカードを取ることはできません。この辺りが少し悩ましいところです。
法令タイルはそれが置かれている地域カードを獲得することで一緒に獲得します。このタイルには様々な効果が書かれており、ゲームから除外した主張マーカーを回収したり、カードの獲得の制限を一時的に緩和したりしてくれます。しかし、タイルの中には自分の得点がマイナスになるものもあり、取れるからといって安易に取りに行くわけにもいきません。
場のカードが全て獲得されればゲームは終了です。地域毎にカード獲得枚数とカードに描かれている紋章の数に応じて得点を得ます。紋章については1種類で最も獲得していた人がその数だけの得点を得ますが、獲得枚数の得点計算はボード版同様に独特です。最も多く持っていた人はその種類の枚数分の得点を、2番目に多かった人は最多所持者の枚数分が得点に、以下、一通2の人が持っていたカードの枚数だけの得点を得ます。
最後に、カードに書かれている船と戦車の数に応じたボーナスを合計したものが最終的な得点となります。
タイル以外は完全情報のため、カードと紋章のカウンティングがとても重要になってきます。また、船と戦車のボーナスは獲得できれば大きいので、その辺りをどうとっていくか考えどころです。そして、何よりも主張タイルは最終的な得点には影響しないので、状況を見てうまく使っていくことも必要です。
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