Maquis

プレイ人数:1人
プレイ時間:20分
対象年齢:10歳以上

BGGの紹介ページ

今年もソリティアゲームデザインコンテストの季節がきましたが、今回紹介するのは昨年の最多得票数を獲得し、他のいくつかの部門でも上位に名を残したゲームです。

舞台は第二次世界大戦期のフランスのとある街。敵国軍に占領されたこの街を開放するため、あなたはレジスタンスの指導者として活動を行います。

カードを用いた仮想プレイヤーとのワーカープレースメント、目的を果たすための資材と時間とともに下がりゆく士気のコントロールをうまくこなし、敵をこの街から追い出せるかはあなたの采配次第です。

プレイヤーの主要な目標は開始時に提示される2つの目的を完了させることです。
目的カードはアクションを必要とする物もあり、街の外れにアクションスペースとして配置されます。

ゲームは3つのフェイズで構成されるターンを繰り返します。

  1. 配置フェイズ
    プレイヤーは自分の部下を一人街のまだ誰も居ない場所に配置します。そして、巡回カードを1枚引き、指定された場所に警邏隊コマを配置します。
    カードには場所が3つ書かれてますが、上のものを優先します。もし、全てにコマが置かれていれば、再び上から部下が配置されていないかチェックし、配置されていればそのコマを押しのけて警邏隊が配置されます。この時押しのけた部下は投獄され、ゲームから除外されます。
    警邏隊は少なくともプレイヤーが配置しようとする部下の数だけ配置されますが、士気が低下しているとプレイヤーの部下より多くの警邏隊が巡回することもあります。
  2. アクションフェイズ
    部 下が配置されている場所を1つ選び、そのアクションを行います。ただし、その部下は隠れ家まで警邏隊に見つかることなく移動できなければ包囲した警邏隊に よって捕まりやはり投獄されます。部下が投獄された場合、元いた場所のアクションによって資材を受け取れる場合と受け取れない場合があります。
    部下が無事戻ってきた場合はアクションを実行した上で部下を隠れ家に戻します。
    なお、包囲網を突破するためにアイテムを使用することで警邏隊に抵抗することがdけいます。この場合そこに警邏隊はいなかったものとして扱われますが、占領軍は警戒し武装兵を巡回し始めます。
  3. アップキープフェイズ
    ボード上のすべての警邏隊及び武装兵をボード脇に移動し、ターントラックを1つ進めます。
    ターントラックの特定スペースに入った時、士気が1下がります。

ゲームは以下の条件を満たした時点で終了します。

  • 士気が0になる
    疲弊しきった町の住民はあなた達の隠れ家を密告します。直ちに軍によって包囲され全員逮捕されて敗北となります。
  • すべての部下が投獄される
  • 2つ目の目的を完了する
  • ターントラックがENDまで進む
    2つの目的のうちいくつ完了していたかで勝敗が決まります。
    両方の目的を完了していれば占領軍を追い払うための工作は成功し、あなたの勝利となります。
    完了した目的がひとつであれば引き分けとなります。
    どちらも完了できていなければ、敗北となります。

巡回で指定されている場所は重要な場所の優先度が高いことが多いため、時には回り道で隠れ家に戻れるように誘導するなどの工夫が必要になります。
また、通常の設定では難しいと感じる、プレイに慣れて容易に勝利できる人のために、何段階かの難易度調整用のルールも用意されています。

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