最近ではカードを用いたブラフゲームの定番化しつつある「ごきぶりポーカー」を今日はご紹介。
それまでのブラフ系ゲームとは異なり、チャレンジ側の選択肢が増えていること、1人が脱落した時点でゲームが終了することが遊びやすい理由なのかもしれません。
ゲームは全員に同数のカードを配り、いずれかのプレイヤーから開始します。手番のプレイヤーは自分の手札からカードを1枚めくり、内容を確認した上で他の人に伏せたまま渡します。このとき、そのカードが何であるかと一応宣言します。
受け取ったプレイヤーは内容を確認せずに「宣言を受け入れ、他の人に渡す」か「その宣言にチャレンジを行う」のいずれかを行います。他の人に渡す場合、渡されたカードの内容を確認し、まだこのカードを受け取っていない人に伏せたまま渡します。もちろんこのときにカードの内容を一応宣言しておきます。
ブラフ系のゲームであるため、カードの内容と異なる宣言を行ってももちろんかまいませんし、チャレンジを行う側もただチャレンジを行うのではなく「宣言とカードが異なる」か「宣言とカードが一致している」かどちらかのチャレンジを行うことができます。つまり、ただ素直に内容どおりの宣言をしてもチャレンジされることがあるわけです。
チャレンジの結果が正しい場合は内容を宣言した人が、異なっていた場合はチャレンジを行った人がそのカードを受け取り自分の前に表向きで置いておきます。そして、その人が新たに手札からカードを1枚選んで他の人に渡します。
ゲームはいずれかのプレイヤーが以下のいずれかの条件を満たした時点で終了します。
・自分の手札がなくなり、その上でカードを渡さなければならなくなったとき
・いずれか1種類のカードを4枚自分の前に集まってしまったとき
多くの場合、ゲームは後者の条件によって終了するでしょう。そして、この条件を満たした人が唯一の敗者となります。このゲームは勝者を決めるのではなく敗者を決めるゲームなわけです。
「宣言が正しい場合に対するチャレンジが可能」「1人になるまで行うのではなく誰か1人が脱落した時点で終了」「最悪の場合、4枚で敗者になる」といった部分が他のブラフ系ゲームとは異なりますし、手軽に持ち運びが可能なコンポーネントであるため、そして、何よりルールが簡潔なのが頻繁にプレイされる要因なのかと思います。
ちなみに、それぞれが手札で持つことで一定の情報をそれぞれが持つわけですが、これを手札としてもつのではなく、配られた時点で内容を確認せずにそれぞれの山札とすることで、手札にしたときとはまた違ったカードの回しあいになると思われます(実はこっちが基本のルールだったような気もしますが……)。
カーケラーケン、ポーカー。
2007年。チュートリアルが売れようが、山崎真実が売れようが、旧暦では12月に入ったところですが、あけましておめでとうございます。とにかく、ごきぶりポーカーが面白い。半年程前に人生の師である三遊亭落大が、…