ミリオネリィ

今回は結構現実味のある経済ゲーム「ミリオネリィ」を。
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プレイヤーは投機家(投資家ではありませんよ)となり、8つの株式と4つの市場指数を舞台に株式売買や売買予約をうまくこなすことでお金を稼ぎ、現金1,000,000ユーロを得るのが目的となります。

ただいまのBGM:Moon Light Cinderella [By cranky/Rave-SLave]


 ゲームは所持金0から始まります。あ、代わりに4社の株式と売買予約、2市場指数の売買予約を持ってますよ(むしろ、先行投資で現金無しというわけで……)。全員が初期資産を確保したところでおもむろにサイコロ振りを12回。これにより初期の市場状態が決定されます。そして、以降はサイコロを使われることなく、各プレイヤーの思惑だけが市場を動かしていきます。
 手番にできるのは「手札を使用する」「ランダムのカードを引き、効果を発揮した後手札を1枚補充する」のいずれかです。手札を使用することで、自分の望む場所で取引を行えますが、手札の枚数は知れているため、基本的にカードをランダムに引くことになります。
 いずれにしても、アクションは「売買予約施行の選択」「株式の取引」「売買予約の取り付け」の順で行います。
・売買予約施行の選択
 予約を取り付けた時点より予想通りの値動きをしていた場合、予約を施行することで莫大な利益を得ることができます。値動きがなくても、手数料は帰ってきますし、万が一逆の流れであっても失うのは手数料だけです。
 ただし、ランダムでカードを引いた場合、この選択がカードによって決定されてしまいます。そのため、運悪く手数料を失うこともあるわけです。
・株式の取引
 株式を現在の価格で購入ないし売却を行います。もちろん購入すれば株価は上がり、同時にその会社が上場している市場の指数も上がります。逆に売却すると株価、市場指数共に減少してしまいます。
 もちろん、株価が一定額を超えると分割も発生しますし、株価が0になれば倒産してしまいます(すぐに一定額で再上場しますが)。
・売買予約の取り付け
 次に自分が現在アクションを行っているところでアクションをおこなう際、株価ないし市場指数が上昇しているか減少しているかを読み、一定額の手数料を払うことで予約売買を取り付けることができます。
 ……ぶっちゃけ「次までに価格が上がっているか下がっているか2択の賭けを行う」ってことです。
 こういったアクションを各プレイヤーが順番に行い、誰かが現金で1,000,000ユーロを持った時点でその人の勝利でゲームは終了します。その時点での株式や売買予約の手数料? 手元にないお金は現金ではありませんので放置ですよ?
 市場の流れを読む相場観とほんの少しの「アクションを行いたい箇所のカードを引く」カード運だけが全てのシビアといえばシビアな経済ゲームです。

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