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 ▼悲しみの没作品置き場  雹 07/7/27(金) 0:38
   ┣没絵です  雹 07/7/27(金) 1:02
   ┣没絵ですー  ミツキ 07/7/27(金) 17:51
   ┣没絵です  りっか@半わかば 07/7/27(金) 20:49
   ┗没文です  りっか@半わかば 07/7/27(金) 20:55

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 ■題名 : 悲しみの没作品置き場
 ■名前 : 雹
 ■日付 : 07/7/27(金) 0:38
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   イベント番外編 ボツ絵・ボツ文買います用にご利用ください。

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 没絵です  ■名前 : 雹  ■日付 : 07/7/27(金) 1:02  -------------------------------------------------------------------------
   1枚目 コロッケ屋の親父との交渉が予想されたため用意しましたが・・・

2枚目 フェイクトモエでの出撃風景。ルージュで使われることはなくPCの絵保管ファイルの肥やしに・・・

3枚目 黒との戦いで、詠唱しかまともにできないうちの国の相手はこいつだろうとあたりをつけて描いたものの・・・

4,5枚目 E90で藩国の偵察用に用意したものの、合同で救出作戦を行うことになり・・・

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@softbank219005087141.bbtec.net>
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 没絵ですー  ■名前 : ミツキ  ■日付 : 07/7/27(金) 17:51  -------------------------------------------------------------------------
   1まいめ・E94ノワール戦の美少年。かわいい子描けばいいのねっ、と描いたものの出撃しませんでした…

2まいめ・E95−2ルージュ戦の赤オーマ。美少女で赤かったらいいのだろうか…と描いたものです。赤の絵はもういらないですねー

3まいめ・E90用ドラッカー予知夢絵。遠足のような予定だったのでおきらくな絵に。救出戦に参加したのでいらなくなりました。

4まいめ・E90−2商店街用。何がいるのかわからなくて宝箱を描きましたが、ゲーム的にかすりもしなかったですねーorz

5まいめ・式神周辺環境、東京。東京タワーを描いていた時の副産物です。使うなら食べてる女の子とか足したかったので、ボツに。

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 没絵です  ■名前 : りっか@半わかば  ■日付 : 07/7/27(金) 20:49  -------------------------------------------------------------------------
   E94未提出絵です。
その後着替えがあって、使えなくなった拳法家絵…

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 没文です  ■名前 : りっか@半わかば  ■日付 : 07/7/27(金) 20:55  -------------------------------------------------------------------------
   E90最中に転藩したため、提出不可だったSSです。
「使えたら嬉しいなー」くらいの気持で書き始めたものの予想外に長くなり、提出不可と確認できたときには「やっぱり…トホホ」な感じでした(涙

(以下SSです。)

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「うう、やっぱりちょっと緊張します…」
 ダンジョンの前で、神聖巫連盟今回の指揮官であるみぽりんは、そうつぶやいた。

 「まあまあ、リラックスリラックス」
 「わたしたちもいますから、大丈夫ですよ」
 その肩をぽん、と叩いて慰める仲間たち。

 「…はい。そうですよね。みんなでがんばるです!おー!」
 みぽりんは拳を上げると、気合いを入れる。
 そして前日のことを、思い出した。


 /※/


 一日前。宮廷内の一室。
 「うーん、うーん、……どうしようー。はうー」
 …とため息をつく女性が一人、しゃがんでいる。
 「はーうー」
 特大のため息をつくと、
 ぽて
 ごろごろー ごろごろー
 と、床を転がり始めた。 
 「うー」

 「……どうしたんですか、みぽりんさん」
 ちょうど通りかかった女官が、部屋の入口から覗きこんだ。布をかぶせた皿を手にしている。
 「あ、りっかさん!」
 みぽりんはがばっと体を起こすと、最近仲間になった少女の名を呼んだ。
 笑顔である。さっきまでの調子はどこにいったのか…。
 にこにこと立ち上がると、何かに気づいたように首をかしげた。
 鼻を小さくひくひくさせる。
 「あれ?何だかいいにおいがするよ?」
 「ああ、これですね」
 一瞬みぽりんの変化に後れをとったりっかだったが、小さく笑うとそっと布をよける。
 「わぁ…!ケーキだ!」
 皿の上のカップケーキを見て、みぽりんの笑顔が輝いた。
 なんというか…素直な反応である。まるで子どものような。
 (でも、そこがみぽりんさんのいいところなんだけど) 
 「試作品なんですが、上手に焼けたので持ってきたんです。みぽりんさんに」
 りっかがそう言いながら、皿を差し出す。
 「ほんとう!?」
 目を大きく見開くと、みぽりんは元気よく手を差し出す。
 「ありがとうです!わーい!」
 「いただきまーす」
 「もぐもぐ…うん、すごくおいしいよ!」
 「そうですか。それは良かったです」
  机に皿を置き、元気よく言ってケーキを食べるみぽりんを、りっかは向かいの席から見た。

 「…ところで、さっき試作って言ってたですか?」
 「はい」
 食べ終わって、みぽりんがりっかに尋ねた。首をかしげつつ。
 「何の試作?」
 つられてりっかも首をかしげた。
 「明日の冒険のおやつですよ?昨日みぽりんさんが注文したやつ」

 「・・・・・・」

 「…?みぽりんさん?」

 「・・・・・・はうー」
 がっくり。崩れ落ちるみぽりん。
 「ええ!?」
 りっかは慌てた。

 「……ええと、どうしたんですか?」
 「指揮者…」
 「?はい。指揮者がどうか?」
 「指揮者になっちゃった…」
 「みぽりんさんがですか?」
 こくり。うなずく。
 「明日の冒険のですか?」
 こくこく。
 「そうなんですか。おめでとうございます!」
 「……う―――――!」
 涙目。

 みぽりんが落ち着くまで、少々時間がかかった。
 「……ええと、もう大丈夫ですか?」
 泣きついたみぽりんの背中を叩いて慰めていたりっかが、そっと聞いた。
 「…大丈夫だけど、大丈夫じゃないですー」
 「……」
 りっかは少し考えると、そっと尋ねる。
 「みぽりんさんは、どうしてそんなに大変そうにしているんですか?」
 「……え。だって。
  指揮者だよ?部隊のリーダーだよ?みぽりんまだわかばなのに…」
 「?そうですけれども。それが何か?」
 りっかはみぽりんの言いたいことがわからないふりをした。
 「わ、わたしのせいでお宝が見つけられなかったり、みんなが危険な目にあったり、けがとかしちゃったら…」
 再び涙目になる。
 「…みぽりんさん。冒険は何人で行くものですか?」
 「…?姫様と、ミツキさんと、信乃さんと、雹さんと、あすふぃこさんと、みぽりん。…六人です」
 「みぽりんさん以外の人にも、大事な役割があるんですよね?」
 「連絡係とか、記録係とか…?」
 「はい。みなさんそれぞれお役目があって、みぽりんさんにも指揮者というお役目がある」
 「……うん」
 「冒険に行かない人も、装備の準備とか、おいしいお弁当を作ったりとか、色々なお役目があって…」
 「…うん」
 「みんなで力を合わせて、冒険を成功させるんですよね?」
 「うん」
 「みぽりんさんが全部やるんじゃないんですよ?みんなで出し合った力を、まとめるお手伝いをちょっとするだけです」

 「みぽりんさんだけのせいで冒険が失敗しちゃうくらい、この国のみんなの力が小さいわけないじゃないですか?」


 「うん。……はい、そうだね。みんなでがんばるんでした!」
 「はい!みんなでがんばりましょう!」
 頭を上げたみぽりんの表情が明るくなっている。
 そのことを確かめて、りっかも明るく言った。
 「わたしもがんばって、おいしいおやつを作りますね!」
 「わーい!楽しみですー!!」


 /※/


 そして。

 「みぽりんさん、巫の出番です!」
 「はい!」
 みぽりんは目を閉じると、鞄の外からそっとおやつを確かめた。
 見送ってくれたみんなの顔を、思い浮かべる。

 (よし!みんな、がんばろー!!)

 心の中で声を上げると、目を開く。
 決意に満ちた表情で、一歩、踏み出す。
 
 成功が待っている未来まで、きっとあと少し。


 ちなみに、勢いあまって作りすぎたお菓子が、鞄に入りきらなかったのは別の話。

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@KD121105071123.ppp-bb.dion.ne.jp>
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