神聖巫連盟 : 雑談用
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引くは負けにあらず。
巫歩兵部隊は確信を持ってそう言う。
敵に追われ隊を乱し、心を乱した「引く」は「負け」であろう。
しかし、心を乱さず時期を見るのは「負け」にあらず。
潮が引いて、また満ちるように。
月が欠けて、再び光りに輝くように。
心の持ちようを柔らかくしたとき。「引く」は「策」となる。
潮の流れは変わった。
全体を見て、ボロマールは「柔」の姿勢をとる。
姫巫女を守りながら、今度は敵奴隷兵をかわす。
必要以上に傷つけにように細心の注意を払いながら。
あすふぃこは布をうまく使いながら相手をするりとかわす。
そして暁の円卓の軍勢が一騎打ちを挑むのを静かな目で見る。
我らがすべきなのは、心乱すことなく一騎打ちに挑めるように整えること。
雹とミツキは互いの背をあずけながらアンデットバスターを握りなおす。
剣をうまく使いながら、流れるように敵をいなす。
「うまくいってるようですねw」
ミツキの言葉に雹がそうですねと笑いかける。
とにかく時間をかせぐ必要がある。
皇子を抑えればそこで勝敗はつくのだから。
「でも、なんかしこんでいるといけないので、警戒はしておきましょうねっ!」
「はいw」
二人ともなんだか嬉しそうなのは、これは「生かす」ための戦いであることを知っているから。
久音は姫巫女のそばで彼女を守っていた。
建国から共にしてきた。
吏族の精密な計算で、きわどいところで相手をかわす。
その様子をみて姫巫女はふっと微笑む。
あるは、初心者騎士団卒業記念の記章に思いをめぐらす。
一期の仲間の顔を思いだしながら、彼らと同じ戦場に立つ自分を感じる。
引くは負けにあらず。
それは満たすのに必要なひとときなのだから。
(683文字)
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